新人王戦決勝戦、藤井聡太七段VS出口若武三段の対局結果をまとめます。

112手まで、藤井七段(当時)第1局目、勝利となりました。

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目次

藤井聡太七段VS出口若武三段、対局結果と棋譜

先手番:出口若武三段後手番:藤井聡太七段戦 型:相掛かり

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲1六歩
2.▽8四歩
12.▽9四歩
3.▲2五歩
13.▲7六歩
4.▽8五歩
14.▽8六歩
5.▲7八金
15.▲8六同歩
6.▽3二金
16.▽8六同飛
7.▲3八銀
17.▲2四歩
8.▽7二銀
18.▽2四同歩
9.▲9六歩
19.▲2四同飛
10.▽1四歩
20.▽2三歩

 
20手目棋譜

出典:連盟モバイル

21手~40手目棋譜

21.▲2六飛
31.▲4六歩
22.▽8二飛
32.▽7四歩
23.▲8七歩
33.▲4七銀
24.▽6四歩
34.▽7三桂
25.▲3六歩
35.▲4八金
26.▽3四歩
36.▽6二金
27.▲3七桂
37.▲5六銀
28.▽6三銀
38.▽5二玉
29.▲6八玉
39.▲4五銀
30.▽4二玉
40.▽7五歩

 
40手目棋譜

出典:連盟モバイル

41手~60手目棋譜

41.▲3四銀
51.▲4五歩
42.▽8六歩
52.▽8六歩
43.▲8六同歩
53.▲8六同歩
44.▽8六同飛
54.▽8六同飛
45.▲3五歩
55.▲5八玉
46.▽3六歩
56.▽6五歩
47.▲3六同飛
57.▲8七歩
48.▽7六歩
58.▽8四飛
49.▲8七歩
59.▲7六飛
50.▽8五飛
60.▽6六歩

 
ここで間違わなければ、出口三段はリードできそうな大事な局面?

出典:連盟モバイル
※解説では、山崎八段が3五歩が検討されていました⇒出口三段、45.▲3五歩
※その外は2三銀不成、2三銀etc

※対局後、井出四段は2三銀不成、2三銀でどうだったか・・・とのこと

△8八角成▲同銀△4四角を緩和?

※解説の山崎八段は出口三段の53.▲8六同歩が少し気になる1手とのこと

56.▽6五歩まで、形成は互角。

先手は歩が多く陣形がちょっとまとめにくい、後手は陣形がまとめやすい感じで歩が少ない。

60手目棋譜

出典:連盟モバイル

61手~80手目棋譜

61.▲6六同角
71.▲2四同飛
62.▽6六同角
72.▽3四歩
63.▲6六同飛
73.▲2一飛成
64.▽2二角
74.▽7六歩
65.▲2六飛
75.▲2四桂
66.▽9九角成
76.▽4一銀
67.▲7七桂
77.▲6六角
68.▽3三歩
78.▽8一飛
69.▲2四歩
79.▲4四歩
70.▽2四同歩
80.▽7七歩成

 
先手が押し込んでいるかのように見えていましたが、64.▽2二角まで、ようやく後手ペース?

出典:連盟モバイル

出口三段、形勢が少し苦しいと見て勝負手、69.▲2四歩。

出典:連盟モバイル

76.▽4一銀まで、藤井七段(当時)は、1手勝ちをする自信があるのか、指しても早い印象で駒音も軽快、藤井七段(当時)優勢。

藤井七段(当時)、78.▽8一飛・・6四飛の方が良かったのかな・・・?藤井七段(当時)優勢⇒優位へ。

80手目棋譜

出典:連盟モバイル

81手~100手目棋譜

81.▲4三歩成
91.▲4七歩
82.▽4三同玉
92.▽6五桂
83.▲7七金
93.▲7六金
84.▽4四歩
94.▽6六馬
85.▲4五歩
95.▲6六同金
86.▽5二玉
96.▽3六桂
87.▲4四歩
97.▲3一龍
88.▽4六香
98.▽3九角
89.▲4三歩成
99.▲2三角
90.▽4三同金
100.▽4八角成

 
攻め合い、84.▽4四歩まで、互角へ(><)

出口三段、誘われるように85.▲4五歩。
※対局後、井出四段はここが敗着でしたかね・・・とのこと

出典:連盟モバイル

※解説の及川六段によると、藤井七段(当時)の84.▽4四歩~の構想が素晴らしく、出口三段も85.▲4五歩とするしかなかったという感じだと思いますとのことでした

※感想戦では、出口三段が7八金と引いた方が優っていたかもしれない・・・とのこと

藤井聡太七段 自玉に詰めろがかからないとみるや一気の寄せ、96.▽3六桂。

出典:連盟モバイル

98.▽3九角まで、藤井七段(当時)勝勢です。

100手目棋譜

出典:連盟モバイル

101手~120手目棋譜

101.▲6九玉
111.▲7七飛成
102.▽7七桂成
112.▽8九角
103.▲4一角成
113.▲
104.▽4一同飛
114.▽
105.▲4一同龍
115.▲
106.▽4一同玉
116.▽
107.▲7一飛
117.▲
108.▽6一歩
118.▽
109.▲3二銀
119.▲
110.▽5一玉
120.▽

 
112手まで、出口三段投了となりました。

投了図

出典:連盟モバイル

※技巧2による形勢判断

※御参考程度にどうぞ

藤井聡太七段と出口若武三段の対局前後のコメント

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『三番勝負の第1局ということで非常に大きな1局かなと思っていました。途中は苦しくなりましたが、粘り強く指せたのがよかったです。次も、時間の配分に気をつけてできればと思います。』

    『終盤、3六桂ですこし指せるかなと思いました。』

  • 出口若武三段
  • 『かなり緊張しました。序盤はまずまずかと思いましたが、一番粘られる順でこられて、ちょっとわからなくなってしまいました。』

序盤、出口三段の作戦勝ちかな?と思われるほど、藤井七段(当時)が手を作ろうとしても、ひとつひとつ消していく印象でした。

ところが、藤井七段(当時)が複雑な指し回しで局面を難解にし、優勢になってからの指し回しは圧巻。

いつも通り得意戦法を受けて立っての後手番で、自分から難しい局面に持ち込んで勝利。

素晴らしいと思います。

出口三段も実力者ということが十分わかる対局で、是非四段になって活躍してほしいと思いました(^_^)☆

第2局も楽しみです♪

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

★10/11、18:50~叡王戦本戦トーナメント抽選会が行われます

【2018年10月17日】VS出口若武三段【第49期新人王戦】

棋戦名
第49期新人王戦
対局日
10/17
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各3時間
開始時間
午前10:00~

★中継情報★