トリニダード・トバゴの『ピッチ湖』は世界最大の天然アスファルト湖で、40ヘクタール、日本の70分の1で千葉県ほど(およそ東京ドーム10個分)の面積で深さは75mだそう。
なんとこの湖は、世界最大の天然アスファルト湖として有名なんです。
観光名所でもあり、年間約2万人の観光客が訪れます。
↓トリニダード・トバゴはカリブ海の小アンティル諸島南部に位置し、ピッチ湖はトリニダード島にあります。
断層から軽油がしみ出し、さらに軽油が蒸発すると、後にアスファルトが残るという仕組みだと考えられているようです。

出典:https://www.youtube.com
この湖、微生物がたくさん住んでいるそうで、その微生物の働により石油も精製されているそうです。
ピッチ湖はどんなことに利用されている?
調べていると↓顔を洗っている人も・・・

出典:http://labaq.com
雨季になると水も貯まるようで、現地の人はこのように顔を洗ったり、水浴びも楽しんでいるようです。
というのも、この湖には硫黄が多く含まれており、村人たちには人生の泉であると考えられています。
皮膚や関節の痛みを治すのに適しているとも考えられているため、治療にも利用されているようですね。
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石油が蒸発した後の天然アスファルトはとても上質で、カリブ海の島国で唯一の石油産出国なのだそう。
工場で精製されたアスファルトは世界各地に輸出され、日本もそのひとつの国であります。
もちろん日本だけではなく、米国、英国を含む50カ国以上の道路が舗装されているのです。
他の用途は接着剤などにも利用されているようです。
ピッチ湖のアスファルトはどれくらいもつの?
それだけ様々な用途り利用され、輸出されているにも関わらず、減らないのだそう。
毎年、掘っただけ湧き上がってきて元通りになるそうです。
湖の鉱山は1867年に始まり、その後推定1000万トンのアスファルトが抽出されていますが、現在の抽出率では400年間は保つと言われているそうです。
タールピットと呼ばれる池は、世界の石油産地の近くに存在しており、有名なところで言うと、ロサンゼルスのラ・ブレアとベネズエラのグアノコ湖が有名だそうです。
なぜ、このような湖が形勢された?
この湖は何千年も前にカリブ海大陸プレートが別のプレートの下に置かれたときの沈み込みの過程で作られたものだそうです。
これが原因となり断層が開き、深い地下堆積物からの油が地表に浮上し、火山噴出口に集められました。
空気は油より軽い成分を蒸発させ、アスファルトや油、粘土および水の混合物を残したのだそうです。
ピッチ湖にまつわる伝説
- 伝説1
クマナ部族とカサカ部族が対立。
クマナ族の王子クマナスと恋におちたカサカ族のカリスナの娘は、クマナ族の王子の元へいきますが、それに腹を立てたカサカ族の父であるカリスナは、娘を取り返すため、クマナスを襲撃。
娘を取り返し、馬に縛り付けたことを神が起こり村を震撼させ、沈めるためにピッチで覆ったというもの。
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- 伝説2
もうひとつの伝説は、かつてラブレアを占領していた先住民であったインディアンは、対抗する村に勝利した後、村で崇められていたハチドリを自分自身のに叙勲にするためにハチドリの羽を利用しました。
それに怒った神がピッチで村を飲み込もうとさせようとしたというもの。
まとめ
天然アスファルト湖が本日、世界まる見え!で放送されるので、どんな所があるのか調べてみました★
観光地としても有名で、天然アスファルト湖のピッチ湖はやはり、温かくてミネラルをたっぷり含んでいて美容にもよいのだそうです。
トリニダード島の魅力はなんと言ってもビーチだそうですが、驚く程に美しい自然が広がり、無数の野生生物が生息しているので大自然の中で可愛らしい動物を見るのも乙なのだそうですヨ★
また、トリニダード島は 通年温暖な気候だそうですので、是非是非行ってみたい観光地です★