本日のでオイコノミアは植物と経済学でした☆

ゲストはプラントハンターでありながら、幕末から150年続く、歴史ある花と植木の卸問屋「花宇(はなう)」の五代目社長、西畠 清順さん↓
西畠清順
出典:http://3dso-rusandaru.blog.so-net.ne.jp

プラントハンターとは、世界のある約70万種の植物の中から未知な植物を探して持ち帰り採集する植物の専門家です。

300年程前に生まれた言葉で、まだヨーロッパに入っていない植物を取りに行って貴族の人々に届けた人たちのことをプラントハンターと呼ばれていたようです。

植物を採集するのも崖をつたい歩いたり命がけなようです。

西畠清淳さんはご結婚されているようですが、エピソードがとてもロマンティックだったのでご紹介させてもらいます☆

ご結婚されるお相手の名前が珍しい『納本(おさめもと)さん』という苗字の方だったようです。
 

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一人娘で自分と結婚してしまい苗字が変わってしまうと相手のご家族も寂しいだろうと、インドネシアで見つけた新品種の観葉植物に『オサメユキ』と名前をつけて、ずっと残るようにされたそうです。

オサメユキ↓
オサメユキ
出典:http://blog.hanau.jp/
真っ白に積もる雪がだんだん緑に納まっていくイメージにかけて納雪(オサメユキ)とされたそうですヨ★

2014年3月にはお子様も誕生されて、名前はあるがままの『まま』をとって『随(まま)ちゃん』だそうです。

とってもロマンティックですよね。

代々木ビレッジで珍しい植物たちを又吉さんと訪れていました。

西畠清順さんがプラントハンターと呼ばれるようになった訳

代々木ビレッジは、総面積650坪ほどの狭い敷地に、120種類にも及ぶ世界中の珍しい植物たちが集められているそうです。

中には樹齢500年のスペインから運ばれたoliveの木やオーストラリアから持ち込まれたボトルツリーなども。

この代々木ビレッジは、西畠清順さんが輸入され管理されているようです。

この植物をこの時期にこういうやり方で移植したら成功率が高い、低いことを考えてされるそうです。

そのあたりがとても数学的なのだそう。

植物を持ち込みするときには、葉っぱをつけていたり、花をつけていたり、実をつけているのは植物が運動している状態なので、その運動量を落として運ばれるようです。

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そして、西畠清順さんがプラントハンターと呼ばれるようになったのは流通していない植物を取り入れることに専念していたから

これを経済学では多様性選好と呼ぶようです。

多様性選好
少ない選択肢で消費活動をするよりも、選択肢が多様なほうが満足度が高いこと

貿易で経済学を考えると根本的な考え方となっていることだそうです。

人は他の国にあるものや色んなものを同時に使えたり、食べたりすると満足度が上がるのだそうです。

これが貿易の理論になるのですね。

西畠清順さんのお仕事は、まさに多様性選好を満たす仕事なのだそう。

プラントハンターの仕事の厳しさと取引費用の高さ

費用

植物を日本に持ち込むときに、土一粒たりとも持ち込むことは禁止なので、西畠清順さんは検疫をとても入念にされているようです。

土一粒・・・(;^ω^)ものすごい規制ですね。時間、情熱、お金、判断が必要になる仕事で、選ぶ時期が違ったり書類に不備があるだけで何千万かけても一発でパーになることもあるのだそうです。。。

その植物が生きるかどうかの判断も難しそうです。

このノウハウは経済学で取引費用と言います

商品の売買に付随して発生するコストのことですネ☆オイコノミアの常連言葉です☆

毎年250tほどの植物を仕入れたりする中で、依頼料が高額と言われていることもあるようです。

実際1件あたり3,000万円程だそうですが・・・
 

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この取引費用がすさまじいようですね。

この西畠清順さんの仕事を普通の人がひとりでしようとするともっと高額になるようです。

農家などでは、スーパーなどの店頭に置くよりも直接農家さんから購入した方が安くなったりしますよね。

間に入ってもらった方が結果的に安くなるという少し面白い取引方法です。

アメリカの戦闘機モデルになった植物とバイオミミクリーとは?

アメリカの戦闘機のモデルになった植物アルソミトラ↓
アルソミトラ
出典:http://aquiya.skr.jp

これをバイオミミクリーと言うそうです。

バイオミミクリー
生物の形態や機能を模倣することで新しい技術を生み出す学問のこと

そして、珍しいライオンゴロシ↓といわれる植物。
ライオンゴロシ
出典:https://ja.wikipedia.org

毛のある動物にくっつくともがけばもがくほどに刺さるそうです・・・

そのことから『ライオンゴロシ』と命名された珍しい植物だそうです。

生物の進化は、進化ゲーム理論

お互いの行動が影響を与え合う状況においてどう振る舞えばよいかを分析する手法のことをゲーム理論と言いますが、植物の世界でもこれはあるようです。

植物の木の高さはどう決まるのか?

植物は遺伝子にプログラムされたものが振る舞い方に出てしまいます。

自分で行動は決められないけれども、進化的に安定な戦略『Evolutionarily Stable Strategy』で生き残る。

進化的に安定な戦略をとっているようなものが、突然変異や淘汰のプロセスで生き残っていく。

進化的に安定な戦略『Evolutionarily Stable Strategy』
育つ環境にもっとも適応した高さの木がより多くの子孫を残し安定して生存ができること

木が成長するには、水、光、養分が必要。

水・養分を吸い上げるにもコストがかかる。太陽から受ける光とこのコストのバランスで決まるそうです。

どういうことかというと・・・・

背の低い木が3本あるとします。

1本だけが突然変異で高くなってしまった場合、その木だけが太陽の光を浴びて成長し低い木は淘汰されてしまいます。

ところが、その背の高い木は子孫を残しますが、その子孫が成長すると自分と同じ高さになってしまい、結局は環境は変わりません

次にまた背を高くできるか?というと、そうでもないようで、大きく育てば育つほど養分を吸うのにエネルギーが必要になります。

そのエネルギーを吸うバランスと太陽の光を浴びることのできるバランスで木は育つそうです。

また、養分を吸うエネルギーがない木も淘汰されてしまうため結果環境に応じた木のみが育つということのようですヨ★

弱肉強食という言葉がありますが、植物の場合は環境に適応できたものだけが生き残っていき、人間の場合は積極的に適応していくこともできます。

西畠清順さんが言われるには、植物はすごい素直で生きることにストイック。

子孫を残すことに必死だそう。人と植物の唯一の違いは能があるかないかと言われていました。

枯れるまで生きて、最後に種をまき子孫を残す。

今の時代に求められている植物とは?

昔は火傷の傷をなおしたり、食せたりできる植物が求められていましたが、今は空間を楽しむための植物で身体ではなく心に作用する植物が求められているようです。

確かに、火傷の傷の薬も既に薬がありますし、植物を食すのも既に流通しています。

今の時代は心をいやすことで植物に受容があるのですね。