オイコノミアは、『もしもマタヨシ国が生まれたら』という面白い企画でした☆

マルクスの資本論も途中ありましたネ。

経済学でどのように社会を幸せにしていくのか?という深い内容の放送でした。

経済の始まりはブツブツ交換から。

ブツブツ交換で皆が幸せになる取引方法は?

マタヨシ国にあるのは、『りんごと魚』です。

りんごと魚のブツブツ交換で生計を立てようと取引相手を探しますが・・・
りんごと魚を交換して欲しいが条件に合う人が見つからない
出典:NHK
りんごと魚を持っている人がいても、自分の条件に合う人が見つからない。

これを経済学ではマッチングと言います。

マッチングとは、様々な好みを持つ人々同士をどのようにマッチさせ限られた資源をどのように人々に配分するかということです。
出典:NHK
マッチングとは、様々な好みを持つ人々同士をどのようにマッチさせ限られた資源をどのように人々に配分するかということです。

そして経済学とは、誰に、何を、どれだけ、どうやって配分すれば皆が幸せになれるのか?を問う学問なのだそう。
誰に何をどれだけどうやって
出典:NHK

どうやってりんごと魚を分配すれば皆が幸せになれる?

ここで上げられる2つの方法。

  • 自由に交換
  • 平等に分配

マタヨシ国が選んだのは、『平等に分配』
りんごや魚をすべて国が集め、取れた量に応じて全員に平等に分配に決めました
出典:NHK
りんごや魚をすべて国が集め、取れた量に応じて全員に平等に分配に決めました。

国が工場や消費財を経過雨滴に生産して割り当てる誰が生産するかも割り当てて、誰に配分するかも国が決めて行くマタヨシ国のような仕組みを『計画経済』と言うそうですヨ★

これで国全体が幸せになるかと思いきや・・・

意外にそうでもないようです。

計画経済が皆を幸せにできない理由とは?

どれだけ働いても、分配される量が決まっているので働く人と働かない人が出てきます。

これはマルクスの資本論と同じですね。

これを『社会主義』と言いますね。

社会主義とは、生産手段の社会的共有と計画経済で資源配分を行う経済制度によって平等な社会を実現しようとする考え方。

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いわゆる、土地を国のものにして、作物を生産して分配するという形。

平等を目指して、皆が幸せになるための制作が破たんを招いてしまうという悲劇。

多くの国の制作とは、実はマタヨシ国が選ばなかった自由に交換の方。

りんごと魚を自由に交換できるシステムにしたらどうなる?(価格情報非公開編)

売り手と買い手に分かれます。

例えば、久保さんはりんご3個~交換OK、すし佐々木さんはりんご4個~交換OK。
魚の仕入れ値と魚の予算
出典:NHK
予算や仕入れ値は他の人に内緒で行います。

そして、2人の取引が成立しました!
取引成立
出典:NHK
どちらも利益1でりんご4個で取引成立!

取引成立
出典:NHK
松浦さん利益2、近藤さん利益1で、りんご7個で取引成立。

その結果、予算4個のすし佐々木さん(4個超えたら買わない)と仕入れ値7個のおきつさん(7個未満では売らない)が取引できないことになりました。

他の人とならば成立する可能性もあったわけですが、自分の利益を求めると理想の成立は難しくなるわけですね。
売り手と買い手の利益を社会全体の利益と考える
出典:NHK
売り手と買い手の利益を合計したものを、経済学では『社会全体の利益』と考えるのだそう。

今回は6個!

情報の非対称性がこの結果を招いたようです。

情報の非対称性とは、市場において売り手と買い手のもつ情報に差があることを言います。

ということなので、情報を公開してしまえば利益が上がるのではないか?とのことで、次は情報公開をして取引をしてみます。

りんごと魚を自由に交換できるシステムにしたらどうなる?(価格情報公開編)

価格情報公開で取引をしてみる
出典:NHK
ルールは、売れるときは必ず売り、買えるときには必ず買うこと。

まずは、りんご3個で魚1匹交換をしても良いという久保さんが取引成立しました。
久保さんりんご3個で取引成立
出典:NHK
ところが、久保さんの利益は0円。

3個で沢山のお客さんが来たので、久保さんはりんご6個で魚1匹交換に変更してみます。

ライバル小川さんもでましたが、結果は↓こうなりました。
りんご6個でどちらも取引成立
出典:NHK

次は、りんご6個でも交換できたので双方共にりんご9個で魚1匹を交換に変更しました。

すると4人全員が9個で魚1個を交換ならばしてもOKという展開に。

りんご9個で魚1匹を交換しても良い?結果は↓こうなりました。
りんご9個で取引成立
出典:NHK

この結果で一番得をしたのは?

TOKUさん。

これは典型的な需要と供給の話。

社会全体の利益は、売り手がいくらの値をつけるか?それに対し何人が買いたいか?で決まります。

今回のゲームで、市場が整備されていない市場では社会全体の利益は6でしたが、市場を整備することで最大10まで出すことができました。
市場を整備すると社会全体の利益上がった
出典:NHK
しかし、そのとき4人は売り買いできても残り4人は市場に参加ができませんでしたね。

全体での利益は上がるけれども、ひとりひとり見ていくと、満足している人としていない人がいる結果に

実はTOKUさんの勝利したゲーム。最初からTOKUさんが勝利することはわかっていたことです。
 

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なぜかというと、TOKUさんがりんご10個をもっている裕福な人だったからです。

これはこれで理不尽。

裕福な家庭に生まれたり、そうでなかったり、才能が与えられたりそうでなかったり・・・

そして、経済格差を訴えるデモが起こったりするのですね。

経済格差を埋めながら皆が幸せになるにはどうするか?

平等に分配を選択すると、人々のやる気を削いでしまってなかなかうまくいかない。
自由に交換を選択すると、格差を生み出してしまう。

経済学で考えられる、解決方法は↓こちら

  • 第一に社会保障を通じた再分配政策によって格差を解消
  • 低所得者に技能を身に着けさせる

貧富の差が生まれたとしても多くの人は自由な市場でより所得は良くなる?

所得は、上がります。
自由な市場でより所得が良くなると答えた国の割合
出典:NHK
しかし、日本は49%と意外に引かったのだそう。

日本は他の国に比べて市場競争のデメリットの方が大きいと考える人が多いのだそうです。

自立できない非常に貧しい人たちの面倒を見るのは国の責任である?

マタヨシ国だとしたら、又吉さんは国の責任であると言っていました。

世界でも↓この通りだそうです。
自立できない貧しい人々を救うのは国の責任であると考える国の割合
出典:NHK
しかし、日本は59%とまたまた少な目。

市場競争に賛成する人も少ないし、国が面倒を見るべきだという人も少ないのが日本。

社会全体の利益は低くても、皆が得するような交換ができる社会が一番いいと考えているのかもしれない・・・とのことでした。

競争が苦手なのかもですね。

皆が幸せなマタヨシ国を作れるか?まとめ

又吉さんは、もし隣の国がないならば、マタヨシ国をいかに愛してもらうか?が大切になり、国民ひとりひとりに、この国ちゃんと自分のたちのことを考えてくれてるなといかに思わせるか?が大切になる。

自分の為にしてくれているから、自分も頑張ろうと思わせることができるか?そしてそれを裏切らないようにどういう風にシステムを組んでいくか?ということだと言われていました。

嫌われてしまったら反乱がおこるので・・・・

幸せの形は国によっても人によっても完全ではないので、状況で模索しながらそれを続けていかないと国造りは難しいという完結でした・・・

平等が一見良いように見えたりしますが、そこに人が存在するかぎりやる気を削いでしまったり複雑ですよね。

より良い国家を目指すというのは簡単ではないですね・・・せめてそういう貧富の差から犯罪が生まれることは避けたいですよね。

裕福=幸せとは限らないので、誰もが幸せを感じながら活躍できる国家が望ましいなと思います。