オイコノミアでマナーについて取り上げられましたね。

少し難しい内容の放送でした。

マナーを守ることで得られる3つの利益

マナーとはお互い幸せをつくっていくもので、相手の立場に立って思いやりを伝え合うことです。

サッカーのマナー

ところが、経済学でのマナーとは集団や社会の中で長期的関係を通じて形成された、みんなが守るべきよい行動・態度のことだそうです。

1.他金的には得でなくとも長期的には利益になる
 

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例えば・・・

サッカー試合のマナー
相手チームの選手が倒れていたら、早く治療が行うことができるようにボールを外に出して試合を中断することがあります。
ルールには書かれていないですが、選手のマナーとしてあるそうです。
お互いに怪我をしたときに自分にもそうして欲しいという意味も込められています。

2.ある種のシグナルを送りその結果他の取引で利益を得られる

シグナル・・・取引において情報をたくさん持っている側が持っていない相手に情報を伝えようとする行動

相手が安心すれば取引が成立しやすくなるためのマナー。

自分がいい人だというシグナルで相手を安心させ話を進める。

例えば・・・

仕事でメールなどで、相手にメールの内容を了解した、いつまでには返信できるなどの回答を事前にしておくと相手も安心することができます。

マナーを守ることで、きちんとしていて自分がいい人であるというシグナルを送ることができます。

3.本人にとっての主観的な利益がある

電車などで席をゆずると、相手が喜んでくれることで自分も喜ばしいという要素もあります。

ところが、マナーは人によっての違うため、自分にとってはマナーであることも守ってもらえないときもあります。

ケースバイケースの柔軟さが必要になります。

マナーを守らなければルールにすれば良いのでは?

マナーとは違いルールは明確であるので、そうすれば潤滑に生活できるのかというとそうでもないようです。

ルールにすれば?

ルールは破ると罰があります。

例えば・・・

交通違反の罰金

学校の規則を破ると停学

ところが、ルールを決めるのにもケースバイケースの柔軟さが必要になります。

なぜルールを決めるのにケースバイケースの柔軟さが必要なのか?

ルールを破ると罰があります。

例えばその罰を金銭に見立てるとすると・・・

考えに差が生じます。

今までは社会的模範であるマナーでできていたことが、罰金を課せられることによりお金を支払えば済むという市場的考えに切り替わるそうです。

  • 社会的規範=お互い様
  • 市場的規範=罰金が作られたことにより、市場的になる

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例えば・・・

保育園でお迎えの時間を守らない親がたくさんいたので、罰金制に切り替えたところ時間を守らない親が増えたそうです。

罰金支払えば遅れてもいんでしょ?という市場的考えによるものです。

そして、これは困った!!と罰金制を取り消し元に戻したところ、守らない親が増えたまま元に戻ることは無かったそうです(^_^;)

マナーを守らないからと言って、安易にルールを決めても必ずしも良い結果が出るとは限らないようですね。

これには、人の習性が大きく関係しています。

ルールを決めるときに重要になる基準とは?

費やしたお金でなく疲労も費用になるということを含めてルールを決めることが大切になります。

自転車置き場

得られるもの≧失うもの✕確率

得られるものが失うもの✕確率より大きいとき犯罪を犯すインセンティブが働く

インセンティブ=行動を促す動機

例えば・・・

自転車の不法投棄に関する問題
罰金を10万円に設定したとき⇒新しい自転車を買った方が得だと思われる
没収されたときにとりに行く場所を遠くに設置する⇒取りにいくのが面倒なので、正しい自転車置き場へ置こうとする

価格差別も考える

価格差別とは、同じ商品をそれぞれ異なる価格で販売する手法のことです。

どういうことかと言うと・・・

自転車の不法投棄問題
自転車置き場の利用料金を短時間利用者と長時間利用者で分けて設定することにより、利用する人が増え不法投棄が減ったそうです。
少しだけ買い物がある主婦の方には2時間まで100円etc
その人がこの程度ならば守ろうとするルールや料金設定にすることが重要になります。

契約理論を考えるのが大切

契約理論とは、オリバー・ハートとベント・ホルムストロームの2人の経済学者によって出された研究結果です。

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ルール ⇒ いいことをしてくれたらご褒美、 悪いことをしたら罰を与える
マナー ⇒ お互いに協調関係を作る、もし裏切ってしまったらこの関係は壊れる

これらを相対的に考えて、自分にとって望ましい行動を他の人が選ぶような仕組みをどう作るかを考えることが大切なようです。

罪を憎んで人を憎まず』という考えのようですね。

ルールを無視してしまった人ではなく、どうしてその人がルールを無視しようと思ったのか?に着目してルールを決定したり、普段からの信頼関係を築いていったりすることが大切なようです。

最近見られる、マナーでもなくルールでもない、ナッジとは?

近年注目されているのが、マナーでもないルールでもないナッジという方法。

これで、社会をより住みやすく、より潤滑にしていこうという製作です。

社会の仕掛けによって人々が自然とよい行動を選ぶようしむけることができるそうです。

例えば・・・

  • コペンハーゲンでは、ゴミ捨て場に足跡を書くだけでゴミを捨てる人が増えたそうです↓

コペンハーゲンゴミ箱
出典:http://mysuomi.exblog.jp
これ、日本でも取り入れたら良いですヨネ・・・(^_^;)

  • 高級クラブでは男性便器に氷

氷を置くことで、無意識に男性は氷を溶かそうとするようです。

それで飛び散り防止になるそうですヨ!

これらのちょっとした足跡や氷などの、人の行動を無意識のうちに良い方向へ導いていくものをナッジと言うそうです。

まとめ

礼儀・マナーは鎧、自分も守ることで相手に良い印象を与え、自分も守ってもらえます。

逆を言えば、礼儀・マナーがない人は鎧を持たないということになるので、相手に悪い印象を与えるどころか自分すらも守ることができないという訳です。

人は外見ではないと言いますが、こういう作法的な部分はやはり見た目なのでしょうね。

礼儀・マナーを守ろうとする心のある人というのは、外見にもそれが現れると思います。

それが自分の鎧となっているのだとも思えました。