まだ医学が発達していないころは、虫垂炎のことを俗に言う盲腸と呼んでいましたね。

最近では虫垂炎が主流です。

虫垂炎が主流ですが、その名残もあって盲腸炎と呼ばれています。

盲腸と言われるのは俗称で、正しくは虫垂炎です。

虫垂炎になってしまうと手術により摘出するときがありますが、この虫垂の働きに大切な役割があることが発見されているようです。

何の役にも立たないので切って大丈夫だという以前の考えから一転した考えですが、虫垂を手術した人は癌になるリスクが高いことが解ってきたそうです。

盲腸と虫垂の場所はどこ?

大腸の一部である盲腸は腸の右下にあり、虫垂はその盲腸にミミズのような格好をして付いています。
大腸の一部である盲腸は腸の右下にあり、虫垂はその盲腸にミミズのような格好をして付いています

虫垂の働きと役割とは?

大腸の中の中には、100兆個を超える腸内細菌(腸内フローラ(腸内のお花畑))がいます。

その腸内細菌のバランスが崩れると、生活習慣病を発症する可能性が高くなると考えられていますが、このバランスを整える役割をしてくれるのが虫垂です。
 

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虫垂には免疫細胞があります。免疫細胞の住処が虫垂です。

悪玉菌が増えたときにこの免疫細胞が活躍して腸内環境を整えてくれるというしくみなのですね。

虫垂を切除すると大腸がんになる確率が2.1倍?

虫垂炎が重症化すると虫垂が破裂、命にかかわることもあります。

その場合は切除する手術を行うことが一般的なのですが、虫垂を切除することにより大腸癌になるリスクが高まるそうです。

ただし、虫垂を切除して1.5~3.5年の間の話です。

3.5年経過後は取っている人とそうでない人のがんの発生率は変わりません。

切除してしまった!!という方、安心してくださいね。

人間の体は修復しようとする力に優れているので、3.5年経過後は切除された虫垂の働きを補うことができるようになっているんだそう。

虫垂炎になったときの対処方法

薬で痛みを和らげる方法がありますので、それで治るようなら虫垂切除は必要ありません。

ただ、再発の可能性もあります。再発率は10%~35%ほど。3人に1人の割合ですので、そのときは主治医と相談して切除するかどうか決めましょう。

切除後の3.5年の間は定期的な検診や検査を行って、早期発見を心がけると大丈夫です。

虫垂炎の原因は?乳歯などが原因!?

虫垂炎の発症のピークは10〜20代で、どの年齢層でもみられる病気で男女差はありません。

多くはカタル性(初期)から始まり、炎症が進むにつれて蜂窩織炎性、壊疽性へと進展していきます。

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虫垂炎の主な原因としては、

  • 乳歯や魚の骨
  • 糞石が原因(便秘)
  • ストレス

が原因になって虫垂に炎症が起きるようです。

乳歯や魚の骨、糞石などにかんしては、ごくまれにそうなるそうで、大体は便となって排出されます。

飲み込んだときに消化されないものが虫垂の入口(3mm)に入り詰まることで血流が悪くなり、細菌に感染して炎症がおこります。

盲腸炎(虫垂炎)を予防する食生活

自分の体にあったものを摂取して腸内環境を整えることが大切です。

食物繊維をたくさんとると盲腸になりにくいと言われているのは、便秘により糞石が虫垂に詰まらないようにするためでもあります。

ひじき(水溶性食物繊維)や発酵食品(みそやぬか漬け)などを摂取して、便秘を改善することが虫垂炎の予防にもなるそうですヨ✩

盲腸(虫垂炎)を早期発見するコツは?

腹痛、食欲不振、発熱、吐き気、嘔吐が主な症状として現れます。

腹痛が起きたあと、次に発熱、吐き気や嘔吐、食欲不振が起こります数時間もすると吐き気は止まります。

数時間から24時間以内に痛みが痛みが移動してきたら要注意。

お腹全体に痛みがくる

右下腹部

痛みが移動するように感じると盲腸(虫垂炎)のサインです。

早めに医療機関を受診しましょう!