情熱大陸でカンボジアに村を作った日本人として森本喜久男氏の紹介がありますネ。

ラルフローレンがお忍びで来られるほどに絶賛されているその織物のお値段ってどれくらいなのでしょう?

そして森本喜久男氏についても調べてみました。

森本喜久男氏の略歴

1948年生まれ(68歳)
京都出身
離婚歴あり(娘さんは日本におられます)
1971年:京都友禅職人の工房へ弟子入り
1975年:手描き友禅工『森本染芸』で独立する
1996年:絶滅寸前のカンボジアの絹織物復興を目的とする現地NGO『IKTT(クメール伝統織物研究所)』を設立
IKTT(クメール伝統織物研究所)
出典:7sakuya.blog.fc2.com
2003年:織物の村『伝統の森』を制作
2004年にロレックス賞受賞
2014年に外務大臣賞受賞

森本喜久男氏が村を作ることになった訳

ボランティアでカンボジアを訪れた森本喜久男氏は、カンボジアの現状に色々考えさせられたようです。

恐らく一言では語ることができないほどに様々な思いや考えがあったと思うのですが、主に恐らく以下の4つではないかと考えます。

  • 内戦後のカンボジアの貧困状況(子供を育てる立場にある親に職がない)
  • カンボジアの織物に魅了された
  • 良い布であるのに、仲介人に叩かれ適正価格で販売がなされていない
  • 内戦の間にたくさんの織り手は高齢化になったり亡くなられたりで、200種類以上もあったと言われている伝統の絣のパターンも失われつつあった

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この伝統織物を復活させることで、雇用も捻出や収入をつくることができる可能性を広げることができると思われたのだと思います。

その過程で、村をつくることになった理由は、織り手さんが子供のことが気になって織に集中できないとその精神状態が織物に影響すると考えられたそうです。

村は作ろうと思って作ったのではなく、必然的に作らざるを得なかったと言った方が過言ではないかもしれません。

子供が自分の側にいることで、織り手さんも安心して布を織れることが大切なのだそうです。

それが良い織物をつくるのにとても重要だそう。

布を織る、織り手さんたちの環境整備を整えることには徹底的にこだわられたようです。
カンボジア
出典:7sakuya.blog.fc2.com
日本では、職場に自分の子供をつれてくることは無いですが、ここではそれが普通のことなのです。

良いクメール織を作るために土にまでこだわった森本喜久男氏

いい布を作るために、いい糸が必要。

いい糸をつくるにはいい蚕(かいこ)が必要。

いい蚕を育てるためには、いい桑の木が必要。

いい桑の木のためにはいい土が必要。

と言う考えだそうで、実に土にまでこだわる徹底ぶりです。

なぜ土にまでこだわったクメール織を制作するのか?

森本喜久男氏は、ものを大量生産する時代ではなく、これからは適正生産と適正消費の時代に移行すると考えられているようです。

カンボジアの黄色いシルクは、機械生産には向かない非効率的な蚕なのだそうで、これを大量生産しようとすると品質改良する必要ができます。

その過程で、上質シルクの持つ良さが失われてしまうのだそう。
 

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昔ながらの非効率的な黄色い蚕は、丈夫でしなやかな高品質な生糸を吐くので、その品質を落とさずに『その土地でしか作れないもの』という付加価値を生み出すことで貢献できるということなのです。

森本喜久男氏のこだわった付加価値を同じく大切にしている気仙沼ニッティングの記事です↓

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投稿 2017/03/02

クメール織はどれくらいの値段?

土にまでこだわる徹底ぶりのクメール織ですが、お値段気になりますよね。

日本で購入すると、カンボジアで購入するよりも高価になります。当たり前ですが・・・

通販はこちらクメール織通販

日本では5倍~のお値段になるようですが、現地で旅行のついでに購入すると、かなりお安く購入できるようですヨ。

  • 無地のストールは60ドル~(日本円で¥5,000程度です)
  • 現地では、安いものではシルクのハンカチ15ドル、スカーフ(クロマー)40ドル程度。
  • マフラー70ドル~

クメール織の質は?

肌触りがとても良いそうです。

重厚でシットリとした独特の感触

意外に暖かいため、冬のマフラーとしても愛用できるそうです。

まとめ

森本喜久男氏は、癌宣告をされて余命5年と言われています。

そんな偉大な人、森本喜久男氏は『アンコールワットは古代の人々から現代の人々への贈り物』だと言われています。

1992年、ユネスコの『世界 文化遺産』に登録されましたが、その影響もあり観光客も増えるので経済効果はあるでしょうね。

そんな理由もあり言われた言葉なのではないかと思いました。

森本喜久男氏の村には、ここに仕事があるという噂を聞きつけて来られる人もいたようで、『今は人手が足りています』と言うとその場で泣き崩れる人もおられたようです。

そんなことも重なり一時期は250名体制のところを500名まで増やしたこともあったそう。

現在は人数も減っているようですが、復興のために村までつくり・・訪ねて来られた人を追い返さずに雇用するという、ひとつの企業が成しえるにも易々とはできることではないと思いました。

余命5年ということですが、まだお若いですね。
 

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余談ですが、癌で身体が痛むこともあるようです。

このクメール織の羽織を着ていると、不思議と痛みが和らぐそうです。

何か不思議な力があるのかもしれませんね。カンボジアの良質な蚕とそれを大切に織る織り手の方々に。。。

森本喜久男氏のこれらの業績は幾たびもの失敗や挫折を乗り越え、常に前を向きつつ到達されたものです。

貧しさに耐える力や、逆境にめげない強靭で柔軟な精神力や忍耐力など、そのどれをとっても彼を賞賛しえる言葉が見当たらないです。

森本喜久男氏の書籍ご紹介

己を信じて未来をを真剣に考えようと思わせてくれるような一冊↓です。

一読すれば、森本喜久男氏のすばらしさが解る本です↓