本日アンビリーバボーでサルーブライアリーの放送があります。

現在オーストラリアで養父母と住んでいるサルーブライアリーの実家はインドのカンドウ。その壮絶な物語が14億で映画化され、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』が公開中です。

実際の映画と違うところ映画の大まかなあらすじをまとめてみました。

この映画は、本年度アカデミー賞で、6部門でノミネートされた話題作品であり、残念ながら受賞は逃したものの前評判やレビュー内容がとても良い作品で、公開映画館は少ないものの好評上映が続いています。

映画化には製作会社の『ワインスタイン・ カンパニー』が約14億2,000万円で権利を取得

出典:https://www.youtube.com
驚くことに実話です。
その内容をネタバレになりますが、少しご紹介させていただきます。

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』演者

主演俳優はあの有名な映画『スラムドッグ$ミリオネア』でも主演をされていたデヴ・パテル

大人になったデヴ・パテルはスラムドッグ$ミリオネアの幼い面影はありませんが、全く異なって逞しく良い役者へ成長されています。

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他にはニコール・キッドマン、デヴィッド・ウェンハム、ルーニー・マーラetc

注目はサルーブライアリーの幼少時代を演じているサニーパワール

とても演技が上手で涙をそそられます。

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』の大まかなあらすじ

1986年、インドのカンドウでのお話です。

兄グドゥと5歳のサルーは家計を助けるべく働いています

兄が出稼ぎに行くときにサルーも一緒についていきますがはぐれて迷子に。

駅で寝てしまったサルーは回送車に乗ってカンドウから1600Km西に位置するコルカタ市ハウラー駅に到着

臓器売買など危険な目に遭遇するも回避し、ゴミ漁りをしながら逞しく生活をします。

起点のきく頭の良い少年ですが、言葉も通じず語学も当然学んでいないため読み書きもできません。

そんな生活をしていると、ある男性とのやりとりがきっかけとなり孤児院へ行くことに

そこでも厳しい生活を強いられますが、サルーは生活します。

孤児院生活からなんとサルーはオーストラリアのタスマニアに住むスー&ジョン夫妻の養子に選ばれます
ブライアリー家に養子へ
出典:http://eiga.com/
大きくなったサルーは、幼い頃に兄グドゥにねだった揚げ菓子シャレビを見て故郷を思い出し、そこから幼い頃の記憶を辿り、Google earthで生まれ故郷と家族を探すことを決意

様々な葛藤が描かれていますが、養母であるスーはそれを快く承諾。

それから故郷にたどり着くまでの葛藤などが描かれている映画です。

エンドロール、インドの母カムラとオーストラリアの母スーが出会うシーンが紹介されます。

ここが本当に素晴らしい。

そしてライオンの意味も明らかに。

幼いサルーは自分の名前を間違って覚えていたようです。可愛らいいですね。

サルーの本当の名はシェル、ヒンディー語で『lion』。

百獣の王のように逞しく育って欲しいと名付けられた名前なのだそうです。

その一方で明らかにされる哀しい現実。とても見ごたえのある映画です。

サルーブライアリーの実話~もう1人の兄の存在~映画と違うところ~

出典:http://www.historyvshollywood.com/reelfaces/lion/
家族は、母と2人の兄グドゥとクルゥ、そして妹のシェキーラの5人家族

サルーの実の父親ムンシは、サルーが3歳の時に家族を捨て、その後他の女性と結婚されています。

↓写真は実のお母様カムラとサルーブライアリー
サルーの母カムラ
出典:フジテレビ
インドは貧困な家庭が多いのですが、サルー家は母子家庭とあり子どもたちは学校に通うこともできず、自分たちも働いて稼がなくてはならなかったそうです。

↓サルーのインドの家族
サルーのインドの家族
出典:フジテレビ
サルーが迷子になり、コルカタの街まで運ばれ、その後の人生は多少違いはあるものの、ほぼ映画同様の人生のようです。

実際には警察署⇒少年院⇒孤児院で、養子縁組の確率を高めるための基礎的な学力や英語、しつけを教えられ幸運にもブライアリー家に引き取られることになったようですね。

↓ブライアリー夫妻
ブライアリー夫妻(サルーの養父母)
出典:フジテレビ
子供心にも、もう親に会えないと分かっていたから、家族ができてうれしかったそうです。

コルカタに着いたサルーが保護されるまでの期間は約3週間だそう。

その間は、誰かが捨てた食べ物や地面に落ちているピーナッツなどを食べたりしていたそうです。

5歳のサルーは字が読めず、数も10までも数えらなかったそうでうす。また自分の住んでいた町の名前はおろか自分の苗字さえも知りませんでした。

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自分の生い立ちを養父母に話したのも言葉を教えられて話せるようになってからやっと話せたのだそうです。

その壮絶な人生をサルーから聞かされた養父母は驚いたそうですよ。

インドでは、サルーのように迷子になって二度と家に戻れなくなってしまうケースが実際に起きていて、家族と離れた子どもたちは、ストリートチルドレンとして生きていくのだそうです。

彼らには常に危険がつきまとい臓器売買のための誘拐も実際に起きているのだそう。

サルーブライアリーの兄グドゥは、サルーが居なくなった同日夜に何らかの事件によって亡くなっています。

遺体が発見されたのは1ヶ月後だそうです。

列車事故と報道されていますが実際は解りませんよね。

臓器売買に巻き込まれたということも十分に考えられることなのだと思います。

とても悔やまれてなりません。

そういう過酷な環境の中で、サルーブライアリーがブライアリー夫妻の養子となれたことは、かなり奇跡なことです。

生かされたというべきでしょうか。

彼はついに自分が記憶していた『ジネストレイ』という言葉とよく似た場所『ガネシュ・タライ』を見つけ出し、25年ぶりの帰宅を果たします。

Google earthと幼い頃の自分の記憶を辿りに実に6年もの歳月がかかったそうです。

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インドの我が家であろう場所について、角を曲がって15メートル程歩いたところ3人の女性が隣り合って佇んでいたそうですが、真ん中の女性がすぐに母親だと気づいたそうです。

すぐに母親のカムラは近づいてきて5分間程抱きしめられたそうです。

それから、母親のカムラが兄クルゥと妹のシェキーラに電話して駆けつけてくれたようです。

でも、インドはヒンディー語。

言葉が解らないサルーは少ししか会話はできなかったようですが、今は年に1,2回はインドへ行かれていて、電話でコミュニケーションは図られているようですよ。

兄グドゥとサルーが失踪後、もうひとりの兄であるクルゥが母と妹を支えてきたのだそう。

サルーブライアリーの現在は?

サルーブライアリー現在

サルーブライアリーがインドへ帰って家族としての関係を構築することは容易かもしれません。

ところが、オーストラリアにてずっと生活をしてきたサルーブライアリーは既に文化も言語も違うインドに移住することは容易なことではありません

母のカムラは一緒にいたいと思い、オーストラリアへの移住を検討したようですが言葉の壁も厚いということから断念されたようです。

サルーブライアリーは現在養父の会社を手伝いながら講演や自らが携わる養子縁組の支援活動にも取り組んでいるそうです。

そして、インドの家族へ毎月100ドルの仕送りをされ、新しい家もプレゼントされたようですヨ(*’ω’*)
※大体日本の価格感の5分の1程度がインドの物価相場

母のカムラは仕送りを断りたかったそうですが、そうすることによりサルーブライアリーが夜になって家族はどこにいるのか?生きているのか?と気にすることなくゆっくり眠れることができるとのことで承諾されたようですね。

ちなみにブライアリー一家にはサルーを迎え入れてから2年後、サルーと同じように弟となるマントシュが同じくインドから養子として迎えられているので、サルーブライアリー氏には弟がいます。

出典:http://www.cinema-life.net

実母カムラと養母スーのした愛ある決断とは?

この物語の素晴らしさは双方の母による愛の素晴らしさでもあります。

養母のスーは、養子としてサルーを迎えてから、出身であるインドの料理を振る舞ったり、同じように手で食べてみたり、インドの地図などインドにまつわるものを部屋に飾ってくれたそうです。

そして、サルーが実母を探したいと言い出しても養父共に引き留めませんでした

実母ならば誰だってサルーに会いたいに決まっていると。

そして大きく育ったサルーを是非みてもらいたいと。

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そして、実母であるカムラは息子のサルーがいなくなってから長く捜索をしました

捜索を違う人にしてもらうべく、捜索費用を捻出するために建設現場での仕事を増やして捜索を依頼しました。

それでも見つからなかった息子サルーですが、家族が何度も今の家から引越を提案したそうです。

ですが、いつか帰ってくるであるかもしれないサルーの為に頑なにそれを拒否したのだそう。

これらの母の愛によって、この物語が成立したと言っても過言ではありません
実母カムラと養母スーのハグ
出典:フジテレビ
2人はインドで会えたようです(*’ω’*)

サルーブライアリー実話まとめ

ニコール・キッドマンは育ての母役なのですが、映画の中の彼女が実在するならば本当に崇高な考えを持つ母親だと思います。

自己愛ではなく、産みの親であっても育ての親であっても本当に子供を愛しているからこそできる判断や考えなのだと思います。

親の考えよりも子供の意思を尊重して選択させるということは子供が納得して自分の人生を歩んでいく中でとても大切なことなのだと考えさせられます。

そして、サルーブライアリーの幼少期を演じる子役のサニーパワールがまた素晴らしい演技で泣かされます。

インド全土から幅広くオーディションを行って選ばれた天才子役で、デミ・ムーア主演のインド映画『Love Sonia』(9月全米公開)でも出演するそうです✩

ちなみに兄グドゥ役で出演されていたアビシェーク・バラトも一緒に共演だそうですヨ。

今の生活がありながら、インドの家族を探すというパンドラの箱には何が入っているか解らない状態での6年もの追跡。

ようやくここからサルーブライアリーの本当の意味での人生がスタートできたのでしょうね。

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』是非是非オススメの作品です。

ちなみに書籍はこちらです↓