本日カンブリア宮殿に出演される長谷園の7代目当主である長谷優磁(ながたにゆうじ)氏と8代目当主の長谷康弘(ながたにやすひろ)氏が出演なさいますネ。

かまどで炊いたようなおいしいご飯を、簡単に食べたいという願いを実現したのが、長谷製陶の『かまどさん』

使いやすさから人気商品となっていますが、この商品が生まれるまでにはかなりの苦難な道のりがあったようです。

長谷優磁(ながたにゆうじ)氏の経歴

長谷優磁(ながたにゆうじ)
出典:http://genki3.net
77歳
法政大学の工学部を卒業
窯元の7代目

かまどさんの壮大な歴史

食卓は、子どもに相手を思いやる心を伝えられる家族団欒の場であり、その場をつくるという視点で開発されたのが『かまどさん』。

長谷優磁氏は、インタビューでこのように語られていました。

「最初はね、34,5年前に子供たちを預かったことから始まったんですよ」と優磁会長。
突然の意外な発言に驚きつつ、お話を伺うと。

今から三十数年前、優磁さんは、少年院を出所した子や不登校の子などで、親からも引き取りを拒否された子どもを引き取り、自宅で生活させていたそうです。
最初はどの子どもも、まったく優磁さんや家族の話を聞かずに心を閉じていましたが、同じ食卓を囲むうちに、徐々に話したり、心を開くようになったといいます。

つまり大切なのは『団欒』であると。
そして団欒に必要なのは、家族みんなが揃って食卓を囲むこと。
しかし、特に日本の家庭では、母親は準備に忙しく、一緒に食事を摂れないことがままあります。
優磁さんは、それではいけないと。
みんなが作りながら一緒に食べられて、みんなが調理人になれば良いじゃないか…と考えたのです。
「焼きながら」「蒸しながら」…つまり「~ながら」で楽しめる食べ方を、と。
そんな考えから、ここ『長谷園』は卓上で使うことのできる『鍋』を重視しているのだとか。
確かに、『かまどさん』をはじめ、『ヘルシー蒸し鍋』『陶珍菜』『やきやきさん』『あぶり名人』…どれもみんなで食卓を囲み、
「~~ながら」ワイワイと賑やかにいただけるものが多いですね。

「震災を通して日本人は今、絆の大切さに改めて気付き始めている。
だけど、家族の絆を作れなくて、社会の絆を作れるわけがない
毎日は無理でも、家族できちんと食事ができる時間を作るべきだとワシは思っとる」

出典:http://genki3.net

こういった経緯や深い思いがあって、『かまどさん』は作られたのですね。

阪神・淡路大震災により会社倒産の危機とある料理人からもらったヒント

元々長谷優磁氏の父である6代目の彰三氏が手がけていたのは建築用のタイル

そのタイルが震災で多く割れたことがきっかけとなり、タイル=弱いというイメージがついてしまい、会社は倒産の危機に追い込まれます。
 

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そこで、『伊賀の土でつくられた土鍋を使って調理すると、おいしくできる』というある料理人の言葉をきっかけに土鍋作りに専念していかれます。

植物や微生物が堆積してできた古琵琶湖層の土は火にかけると植物や微生物が燃えて、小さな穴ができ、この穴に熱が蓄えられ、ほかの土鍋にはないおいしさを生み出すそうです。

その土を使い、土鍋製作を始めます。

新たに浮かび上がる課題

土鍋製作に取り掛かるも、2つの課題に悩まされたそうです。

  • 火加減の調整
  • 吹きこぼれ

何度も試作を重ね、試作品の数は1000個程になったそうです。

3年以上の開発機関を経て、火加減の調節いらずで吹きこぼれの心配もない『かまどさん』をやっと販売に踏切ますが、初年度はまったく売れなかったそうです。

テレビの料理番組をきっかけに注文が殺到し、生産が追いつかないほどになったそう。

お客様のニーズに応えるべく、あぐらをかかずにアンケート調査を開始

テレビの料理番組をきっかけに『かまどさん』は沢山売れたものの、お客様が本当に納得しているか疑念を感じたのでアンケートを取ることにしたそうです。

その結果・・・

  • 使い方がわからず失敗した
  • 割ってしまって使えない

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という意見が目立ったことをきっかけに、『かまどさん』の蓋のみの販売や、レシピを製作することによりお客様のニーズに更に応えることができるようになりました。

その結果、ロングセラーという偉業を達成されたようです。

かまどさんレシピは?

長谷園さんは『週間Webレシピ』を配信されています✩

かまどさん基本的なご飯の炊き方はこちら。

どれも美味しそうですヨ✩

進化する長谷園、土鍋の種類は沢山!どんなものがある?

今の時代に合わせて使う人が求めているものを作ろうというのが長谷優磁氏のコンセプトだそうで、かまどさんの他にも色々な種類の土鍋が販売されているようですヨ✩

長谷園が営む長谷園 伊賀本店「母や」はどこ?

http://imadokisekai.com/expert/nagatani-yuuji/


母や
出典:http://genki3.net
どの料理もとっても美味しそうですヨ✩

まとめ

常に時代を追って新しい土鍋を開発される長谷氏。

ただ、おいしいご飯を食べるというだけでなく、卓育をコンセプトにされているところが素晴らしいと感じました。

地震にも臆することなく新しい土鍋を開発し、売れてもなおお客様のニーズに応えようとする姿勢がロングセラーに結びついたのだと思います。